インテグラルなセラピーへのブログ

インテグラル理論に基づく成長と覚醒への癒やしと学びに繋がるお話し

四象限のお話 Part3 本当の問題が見えなくなるのはなぜ?

前々回前回からの続きです。

無境さんとの対談をしていよいよPart3が投稿されました。

youtu.be

ここのPartだけ長かったり游がマイクを落として
音声設定をミスっていたことに氣づいて
急に音質が良くなるなどありますが、

結構四象限を学んだり、意識した取り組みをしたからこその
経験談や補足をしていこうと思います。

四象限を知る事と使う事の壁

前回性格診断の話とも被るのですが、
知っていると使うまでの差や溝というのが
四象限を受け入れてくれなかった理由の仮説にあります。

なぜかというと
性格診断は自分がどんなタイプなのかを知ることができても
実際にそのタイプに必要な行動の知恵や支援のコツ
というのが理想と現実がかけ離れていて
かつ人によってはやらないことがあるからです。

具体的に言うと
和多志の場合INTJなので
脆弱機能が外向的感覚なのですが、

それを求められないかつ負担にならない方法を調べても
具体的でなかったり、
実際にそれをしてどうなったかの個人の研究や体験談が
圧倒的に質が低かったので
知っているだけで終わるのはこういうことかと
何度も経験しました。

(外向的感覚が弱いためストレスに負けやすいとかリラックスしようとか
どんな時にそうなりやすいのか、どんな状態がストレスなのか
明確な助言と言う助言はもらえなかったです)

 

恐らく
四象限を知ることで
個と集団、内面と外面
を区別する方法だったり、
区別することで得られるアイデアが現実的にできない

などがあるのではないかと改めて思いました。

 

そこからケーススタディを補足する

そんな訳でケーススタディをそれぞれ補足したいと思います。

まず1のリーダーシップですが、
なぜ自分達がリーダーシップを取れないのか考えがちですが、
そもそもリーダーシップとはどこの象限に当てはまるのか
考えた方がいいです。

例えば
自分の価値観やQOL向上のために
リーダーシップと向き合いたいのなら
個の内面からみたリーダーシップの上げ方を知る必要がありますし、

会社やチームからリーダーシップを求められているのなら
これが集団の内面になりますが、

他の会社を意識してとか行政や業界の構造上となると
外面的な要素が必要なんだと
理解する必要があると思います。

なので
自分自身が皆と一体感を得たいとか、
影響力をつけて人を動かせるようになりたい

というのなら
概要や定義が主に書かれている
リーダーシップ論の本を読むよりも、

自分と同じ価値観を持ちながらリーダーシップがある人と
一緒にいる時間を増やして
(周りにいないなら動画とかオンラインサロンとか)
リーダーの視点を獲得させるようにするとか、
真似するために数値化や行動の法則を作って
個の外面と結びつけるとか、
そういう戦略性がないと

リーダーシップについて勉強しました。
でもリーダーシップを発揮できません
だからもっと勉強が必要なんだ


狭い視野で問題を捉えることになると考えられました。

その典型例が引き寄せ地獄

周りが外面の要素が強いから自分もそれにあわせないといけない
と思って本来必要な内面の要素を蔑ろにする

そのことで
分離が進み盲点が増えることで
思い込みだけが強くなり、真実に辿り着けない
ということがあるのですが、

内面に視点を向けることで本当の問題を見えなくさせているのが
引き寄せの法則系の人達

と言えるでしょう。

過去の記事でも色々と書いたのですが
個もそうですが内面に視点が向くような話が多く
それを客観的・合理的・数理的
に理解しようとする人が少なく
逆にそういう話をすると理解や受容されない事が何度もありました。

その手の人間が言うこちらへの批判や説教としては

・左脳を使うからスピリチュアルパワーが使えない
・理屈じゃ感情なんてわかりっこない
・みんな同じだから分析何て意味ないよね

などが浮かび上がります。

インテグラル理論のレベルの話と四象限を組み合わせると
自分達がレッドの段階で留まっている事の正当化に
個の内面ばかり重視して、
外面やより高次の視点を獲得することを蔑ろにしている
ことが見受けられました。

本来四象限の本質はPart1でも伝えたように
全ての事象には4つの視点で視る事ができる
と伝えたように
内面が存在すれば外面が必ず存在する

けれども分離をしたがる低次の発達で留まる人間は
自分達の間違いを認めたくなかったり
自分の万能感が崩れないために
異なる視点をとにかく排除したがる傾向がありました。

これこそがエゴのクズ行為とも言えますし、
こういう人間が社交的で人を支配するために
嘘やお世辞を使って人心掌握するような人間がTOPの組織が多いからこそ

知ったとしても使えない
使いたくても受け入れてもらえない
ということがありました。

 

ずるい大人の嘘に騙されないために

インテグラル理論は難解な理論ですが
その理由は理解力やIQが求められるからではなく、
自分の常識を俯瞰する能力だったり、
自分の経験と異なる視点を冷静に直視するマインドなど

勉強ができるかどうかよりも
エネルギー不足で自分の見たいように見ない
という態度や姿勢が重要だと思いました。

正直、工学や医学の勉強となると
記憶力、理解力、論理的思考など
要求されるものですが、

四象限の場合
前回とかでもお伝えした
世界には自分の視点とは異なる事象が存在する

ということを受け止めてから
その事象を整理して把握して
実行に移すことができると考えられます。

 

意識の発達が低い大人
エネルギー不足で見たいようにしか見ない大人子ども

こういう傾向がある人は
インテグラル理論を学ぶよりも
先に自分の限界を直面するような出来事や
組織やルールの常識が通用しない経験を積んで

この世界で進化するには今の視点では到達できない
と心から思える必要があるなと思います。