インテグラルなセラピーへのブログ

インテグラル理論に基づく成長と覚醒への癒やしと学びに繋がるお話し

海底よりも深く治療に潜り込めるか?

前回最近の整体や治療という世界は本来ある
明確さや鮮明さを失い
粗く曖昧で煩雑にした結果

様々な悩みが発現していると書きました。

その世界観が当たり前と思う限り
探求や極みの道にシフトできないと記載し、
そのために解像度を上げようと書きました。

 

解像度は
「深さ」「広さ」「構造」「時間」
で構成されるので
そのうち今回は
深さについて解説していきます。


深さ=根本を捉える

 

ロジックツリーで言うと
なぜを繰り返して細分化する過程
になります。

「なぜ」この問題が発生しているのか、

「どのように」解決するのか、

などを問い続けられるかです。

つまり、問題の原因を突き止め、その原因を解決するための方法を探究することです。

和多志の印象ですが
職人や腕のあるセラピストや
そこから学ぶ人は
この段階で躓いている人は少ないと考えられます。

 

まず
掘り下げる方法として、

内化(読む、聞く)と外化(書く、話す)

を繰り返すことが必要です。

 

提唱者の馬田隆明氏は
行動する事が大事と仰り、
書く・話すなどを通して
なぜを7段階まで作るのが大事だと言われています。

 

ですが
治療家は技術職なので
必ず養成校に修学したり、
師匠のもとで修行をするなど

一定の知識や経験の確保から

深さはそれなりにあると見れます。
(7段階目までは資格取得レベルの学びを
臨床に出てからも同じ量と質を繰り返せてだと思いますが)

 

だから
痛みに対しても
それがどの筋肉なのか答えられ
痛みの出る関節はどんなものなのか
答えられています。


けれども
深さが足りないと言われるのは
2つありまして
一つは症状で満足して、
病因を突き止めない

二つは教師や師匠の意見を重視して

事実に対して深堀をしてない
ことが考えられます。


深さを阻む毒師匠を疑え

 

一つ目の症因ですが
目的が浅いと質問や深堀も浅くなります。

例えばインテグラルヒーリングだと
その人の心身魂影を癒やすなので
この4つが繋がっている根っこまで
深く掘る必要がありますが、

痛みを取るとか
患者がスッキリ満足して帰ればOK
だと症状を追って解決すれば
それで疑問が終わるからです。


ともあれこれは
目的や目標を変えればすむのですが
問題は誰の学びにつくかにもあります。

 

もし師匠や先生が自分の権威性や万能感を出すために、

下を落として成長を望まない人間だと
生徒や弟子の難しい質問などに
いらついたり、
疑問を持つことを悪とする事もありました。


これはこの記事に書いた
症状や症因を無視させて
アンバーにありがちな

自分の思想や手技だけを崇拝させる
カルト的な協会や団体があげられます。

 

その結果質問や疑問を排除して
「お前はこの手技だけやればいい」
理学療法士はこれさえ知ればいい」
等と妥協して

セラピストが師匠の言うことを鵜呑みにすると、

自分の頭で考えようとしなくなり、深い学びを得られなくなり、
海底よりも深い治療の底には行けなくなります。

 

そのために

内化と外化が必要なのですが、

セラピストの場合この次の広さが大事かもしれません。

 

ですので
次は広さについて書いていきます。