インテグラルなセラピーへのブログ

インテグラル理論に基づく成長と覚醒への癒やしと学びに繋がるお話し

自称ティールが下の段階に合わせてあげると言っていたらどう思う?

世の中マウンティングや上から目線の態度や発言にうるさくなっていますが、

それは例え自分の社長や上司が言ってもですし、

お金持ちや起業の成功者から言われても感じますし、

インテグラル理論のレベルでいうティールと言われる人からも

感じるかもしれません。

ティールはあのティール組織でも言われている

実存段階に発達した人間で

ティールは全体の1%以下と言われており、

70%近くがアンバー(ブルー)と言われています。

そのため

ティールの人間は価値観や思考能力が違うから

下の人間に合わせてあげないといけないんだよ

というような表現をした人を見たことがあるのですが、

この発言に強烈な違和感を感じたので、

分析した結果を乗せてみました。

超越者ティールを改めて解説する

ティール組織は組織の本なのですが
今回の記事では個人のティール段階に至った人を記載します。

ティール段階はそれまでの段階を包含し、
それまでの段階を超えている段階です。

 

ティール段階の人間は5人称視点を獲得しており、
他者の視点や多様性を受け入れることができることに対して、
アンバー段階の人間は、自分の信仰対象や所属する組織のルールに従って行動し、
自分の考えを批判的に見ることができない段階です。

 

ですがティール段階の人間は、
大半を占めるアンバー段階の人間に自分の考え方を押し付けたり、
否定したりすることはありません。

 

なぜならグリーンやティールのような高段階だと
あれはいいこれはいいという否定や拒絶はなく
批判やジャッジを控え、相手の意見を受け入れる
意識が芽生えています。

ですがティールだと
グリーンのような何でも平等という発想はなく
一度全ての意見を受け入れるものの、
実存や真我到達に導くにあたり、
その中から最良のひとつを選び出す

というのが特徴的です。

 

実際にティール段階の人間がアンバー段階の人間と関わるときには、
アンバー段階の人間の価値観やルールを尊重し、
共通の目的や利益に基づいて協力することができると思います。

 

ですがティールの人間がアンバーに
理解されよう・認めてもらおう・氣づいてもらおう
と思って発言や行動や意識を合わせたり変えるのでしょうか?

その人ホンマにティールなんか?

前回の記事で書いたEDTからより具体的な発言の傾向や
世界観から照らし合わせると
その人の情報を探ると、どうも

自分をティール段階と誤解して
アンバーではないだけで、
別の段階の可能性があります。

例えば
オレンジ段階の人間は、自分の能力や成果を重視し、
競争や効率を求める傾向があり、

グリーン段階の人間は、自分の個性や感情を大切にし、
多様性や協調を求める傾向があります。

実際にこの段階ですと生存段階にいますので自分の価値観や信念に固執し、
他者の視点や多様性を受け入れることができない場合があります。

そのため合わせてあげる、
彼らが理解できるためにそんな言葉を使ってあげる
のような発言などを考えますと、

ティールの自らの複雑性を理解し、
自らの体験に共感してくれる人がほとんどいないのでは
という考えで相手に理解できる言葉を選ぶという態度ではなく、


自分はコントロールされる存在ではないという恐れから来て、
目的のためにより多くを得られる選択肢を選ぶという
オレンジ段階にいて、
ティールではないのではと考えられました。

正直レッド・オレンジ・ティール(イエロー)
の段階は個の段階と言われていますので、
アンバーやグリーンのような集団を基にした
価値観ではないため
自分はアンバーではないと思うことは
オレンジ以上の段階ならありえます。

けれども、ティールは本当に1%と言われていますが
100人にいたら一人いるだろうというものではなく、
秩序や合理性や平等を超えた価値観を有すための
環境や教育や発達が必要と言われているので、
人によっては全く会ったこともなければ、
書籍や動画で見ても気づかない可能性もあります。

以上のことからスピリチュアルを学んでいるから
周りとは少し違うからというレベルで
自分はティールなんだと誤解している可能性があることを示唆します。

発達段階を使う前に意識してること

無境さんとの対談動画でも話しましたが、
スパイラルダイナミクスにある
レベルの話は自分が上だとか優れている
という思想や態度を正当化するものでは無くて
それぞれの正解や真実や背景が存在することを
人間の発達を通して理解して変化に適応する理論です。

 

上位段階が必ずしも「良い」わけではない。
各段階にはそれぞれ特徴と盲点があります。
状況によって段階間を往還しながら、人は成長することからも
ティールの人間がアンバーに合わせてあげるというよりも
ティールの需要や必要性がないからアンバーに迎合する
という可能性があるのが違和感の正体だと和多志なりの氣づきです。

 

上の段階でないといけない
発達や成長しないといけない

それが

下の段階は劣っている
停滞や退行は望まれない事だ

 

これらを言葉でどれだけ
綺麗ごとや誤魔化しをしても
潜在的にその恐怖がある限り
覚醒した人ともティールに至った人とも
見ることはできなかったのです。

 

お問い合わせ、セッション依頼は以下からお願いします。

Instagram

㏋: integralhealingsalon